金融機関向けソリューション
URUUでは「対話」をベースとした金融機関向けコンサルティングおよび人材育成事業を提供しています。
市場の縮小と複雑性が増す時代に、金融機関にとってこれまでのビジネスモデル変革の必要性が求められるなか、多くの金融機関が、その方法の試行錯誤を続けています。そして、効率化のための業務システムの導入や評価制度の変更、コンサルティング機能の強化などに取り組みます。そして、それらのプロジェクトの大半が、計画をしても実際に行動に踏み出せないか、行動したとしても期待していた目的を達成できないか、はたまた短期的に成果を生み出すものの別の副作用を生み出して元の木阿弥になってしまう、そんなケースを本当にたくさん見かけます。
その理由は、収益悪化などの発生している問題に対して、「そのまま技術的に解決しようとしていること」の根本的な問題に気がついていないからです。なぜなら、現在発生している問題の症状は、2003年に金融庁が地域金融のビジネスモデルの危機を予言し「リレーションシップバンキングアクションプログラム」を出した頃から本質的には変わっていませんし、金融機関もこれまで何もやってこなかったわけではありません。これまでの期間にテクノロジーが多少進歩し、目の前の問題に対して技術的に解決できる領域が広がっていることが、むしろ本質的課題の解決を遠ざけているとさえ感じます。
アインシュタインが『いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできない』という名言を残しています。
今日の複雑な事業環境下では、金融機関も同様に問題そのものを再定義することがなければ、ビジネスモデルの変革など成し遂げられません。
再定義されるであろう問題は、今現在気がついていないか、もしくは向き合おうとしていないものです。問題の再定義は「分析」ではなく「探求」のプロセスであり「対話」のプロセスを経ずしてそれを実現する事は出来ません。
URUUが提供する対話の場では、たとえば、こんな問いを繰り返し続けます。
・我々の金融機関は収益よりも大切にしている存在理由がありますか?
・我々の金融機関はどんな地域を未来に残していきたいですか?
・あなたが、最も自分らしいままでパフォーマンスがあげられる金融機関とはどんな組織ですか?
この対話を経て再定義されたビジネスモデルでは「どうやるか」ではなく「なぜやるか」というところから、創発されていきます。
それを実現するためのサポートとしてURUUでは次のようなプログラムを提供しています。
・ビジネスモデル改革・生産性向上・リーダーシップ育成を目的としたコンサルティング・ワークショップ運営
・中央集権型から、現場での自立自律を促す分権経営へと転換する組織改革支援
・現場職員や取引先などが参加する対話型中期経営計画の策定支援
・新たなスタイルとしての支店長会議、金融機関での対話型ワークショップの企画支援・ファシリテーション
・金融機関の経営者・経営層を対象としたエグゼクティブコーチング
「いろいろやって見たけれど、行き詰まりを感じている」そして、「本当の変革を実現したい」と感じている金融機関のリーダーのみなさんからの、ご相談をお待ちしています。